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子宮内膜症外来

子宮内膜症は、罹患している女性にとっても、診療に携わる医師にとっても、とても厄介な疾患です。

まず人によって、月経や性交時の痛みの原因となったり、妊娠が成立する妨げとなったりするだけでなく、卵巣にできるチョコレート嚢胞は経年の変化を経てがん化することもあり得ます。このことは、治療を必要とする目的がさまざまで人により異なることを示しています。

つぎにこの疾患は30歳代を中心とする若年層によく見られることから、一般に将来の妊孕性を失うような根治を目指した手術はできず、多くは子宮や卵巣の機能を温存した手術を選択することになります。このことはすなわち、手術後にも再発の可能性があることを意味します。
また、治療のもう一つの柱である薬物療法も、現時点では子宮内膜症を完治させることは難しいと考えられており、つまり、若くて月経のある間はなかなか治らないと言えるわけです。

その一方で、医療も進歩しており、手術療法や薬物療法の治療手段には選択肢が増えてきました。ざっと挙げても、手術療法には、開腹手術や腹腔鏡下手術という手段と根治手術と保存手術という目的の組み合わせがあります。
薬物療法にもダナゾール、GnRHアゴニスト、黄体ホルモン製剤、低用量エストロゲン・プロゲスチン製剤などの種類があり、薬により内服や点鼻、注射のほか、薬成分が徐放する子宮内器具なども存在します。
これらの多くの選択肢からひとつの治療方法を選ぶことは容易ではありません。

以上のようなことから、子宮内膜症の治療には、ひとりひとりの背景と治療目的を考慮しながら、その人にとって、もっとも適切な治療を選んでいく治療の個別化を図る必要があります。そこで、貴女にとって最善の治療をみつけるお手伝いをするために、第1週を除く水曜日の午前中に、子宮内膜症の専門外来を設置いたしました。どうぞ、予約の上ご利用下さい。