教室員の風景

2025年4月

ササキリってご存知ですか?

という私も2年前までは知らなかったのですが、ウィキペディアによるとバッタ目キリギリス科に含まれる昆虫です。キリギリスを小さく、細くした感じで、小さなバッタのような愛嬌のある虫です。

2年前に引っ越したのですが、隣が空き地で雑草がいい具合に生えており(年2-3回ほど雑草除去をしてくださいます)、虫取りが好きな子供たちには格好の遊び場になっております。

気温が少しずつ上がり、過ごしやすくなる5月くらいになると虫たちも少しずつ活動が始まります。モンキチョウ、シジミチョウや、トノサマバッタ、オンブバッタ、クルマバッタモドキ、クビキリギス、そしてササキリなどがいます。クルマバッタモドキ、クビキリギス、ササキリは大人になって初めて知りました。ちなみにオンブバッタにもアカハネオンブバッタという外来種がいるそうで、この空き地でも半分くらいはアカハネオンブバッタでした。

春から夏になると、捕獲したこれら虫たちが入った虫かごが3-4個ほど家の中に並びます。エサやりとフンの掃除が定期的に必要となり、虫たちの世話も欠かせません。通常これら昆虫は冬を越すことはないのですが、自宅で飼っていると暖かいせいか11月から12月くらいまでは生き続けることがあります。写真はそんなササキリを映した1枚(見えにくいですが)と、ササキリが産み付けた卵が入った植物の茎です。ササキリはイネ科植物の葉と茎の間に卵を産み付けるようです。昨年の冬も卵を産み付けたのですが、残念なことに春になっても産まれてくることはありませんでした。家の中においていたのが原因かもしれないとのことで、今回は外におき、冬の寒さや雨などの湿気を与えることで、今回は何とか産まれてくれないか家族全員で見守っているところです。

昆虫の話が長くなりましたが、実はほとんどは子供たちと妻に教えてもらいました。春の暖かさを感じる4月となりましたが、当院産婦人科のメンバーも少し変わり、また新しい雰囲気で一丸となり臨床・研究・教育に邁進していきます。