教室員の風景

2010年7月

滋賀医科大学産科学婦人科学講座(母子女性診療科)の桂です。産婦人科の医師(まだ後期研修医ですが・・・)として働いた経験は1年しかありませんが、分娩という生命の誕生であったり、その逆の亡くなる場であったり、緊急手術であったり・・・この1年間は本当に忙しく、感情の起伏の激しい毎日でした。しかし、その日々は毎日が新しく、感動的です。やり甲斐を感じます。産婦人科は皆さんが思っている程忙しいものではありません。眠れない日もたまにありますが、どこかに出掛けたり、映画を観たりする時間もあります。でも逆に忙しくないわけでもありません。これはどの科に行っても共通することだと思いますが、働いていてつらくない、しんどくない科はないと思います。私自身、1年間という短い間でさえ働いていてつらくしんどくなることも沢山ありました。でもそれでも今後もやっていこうと思うのは、産婦人科が好きだからだと思います。生命の誕生には純粋に感動しますし、疲れ、落ち込んだ気持ちも赤ちゃんの無垢な眼、顔を見ると洗い流されます。だから、後輩達には自分の好きだと思う科に行くよういつも勧めています。あとはやはり環境も非常に大事です。滋賀医大の先生方が非常に優しく、親近感のもてる人達だからこそ、続けていこうと思えるのだと思います。

写真はこの1年間で出掛けた場所のパンフレット等ですが、はっきり言うとここにおさまりきらない程沢山あります。おいしいと噂の蕎麦屋や良いという噂の旅館やその周辺の観光スポットであったり、滋賀の自分の行ったことのない温泉や土地に出掛けたりもしました。忙しい中でも自分の趣味に合った息抜きを適時することが必要だと思いますし、滋賀医大では皆で協力し合ってお互いにそのような時間を持つようにしています。何事も自分があってこそなので、自分を大事にしていきましょう。もちろん、度を超さない程度に。