教室員の風景

2011年4月

滋賀医科大学産科学婦人科学講座(母子・女性診療科)の三ッ浪真紀子と申します。
東北地方太平洋沖地震により亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。また被災された方々に心よりお見舞い申し上げると共に、被災地の復興を心より祈念いたします。自然の力の恐ろしさを思い知るとともに、今まで当たり前と思っていた日常は多くの人々により支えられることで成り立っていたのだと改めて実感し、普段の生活を送ることができる幸運に感謝しながら業務に励んでおります。

早いもので医師になり4回目の春を迎えました。滋賀医大母子・女性診療科に勤務させていただいてちょうど1年になります。6A病棟は一昨年にリニューアルされ、内装がピンク&ライトグリーンの造りになっており、質素堅実な病院で研修医生活を送っていた私にとっては華やかでちょっと落ち着かない感じでしたが、最近やっと慣れてきたように思います。

産婦人科は新たな命が産まれてくるエネルギッシュな科です。新生児室から赤ちゃんの泣き声が聞こえてくると“忙しくても頑張ろう”と元気を分けてもらっています。担当します患者さんはもちろん女性のみですが、若年~高齢にかけて幅広く分布しており、いろいろな患者さんとの出会いがあります。たくさんの家族に囲まれて過ごしておられるご高齢の患者さんをみると、今までの人生において周囲の人をとても大切にしながら生きてこられたからこそ、こうやってみんなから愛されながら過ごしておられるのだろうと尊敬の念を抱きます。病院としては珍しく、若い患者さん(妊婦さんとしてが多いですが)も多く入院されます。最近女らしさが足りないんじゃないかと厳しい指摘をいただきながらも(笑)、同じ女性として病気と一緒に闘っていくよきパートナーとなれるよう日々精進していきたいと考えております。

恒例のようですので私の趣味について少し触れさせていただきますと旅行が好きです。

社会人になってからいける機会はすっかり減ってしまいましたが、お休みが取れるとプチ国内旅行、大きな休みには海外旅行に行きます。最近は日本人にあまり馴染みがないけど景色がきれいな国に行くことが好きです。そういった国にいくとrare Japanese girlとしてよく話しかけられます。話をしていると日本ってこんな風に思われているんやなぁとか海外には便利な制度があるんやなぁとか楽しい発見がいっぱいあり、また日本の魅力を伝えるために日本をもっとたくさん知ろうと意識するようになりました。

日本の魅力といえばちょうど桜の季節ですね。時間を見つけてSAKURAを堪能しに出かけようと思います。

こんな私ですが、今年度もどうぞよろしくお願いいたします。