教室員の風景

2013年3月

滋賀医科大学産科学婦人科学講座専攻医の山田一貴です。私は、近畿の某府にある旧帝国大学の附属病院で出生し、滋賀医科大学のある滋賀県大津市で小学校1年生まで過ごしました。小学校2年生になる時に滋賀県東近江市に引っ越し、高校生の頃には丸坊主にして高校球児として爽やか(?)に甲子園を目指していました。滋賀医科大学を卒業した後、一旦は県外で医療に携わりましたが、昨年4月に母校である滋賀医科大学の産科学婦人科学講座に入局させていただき、充実した日々を過ごさせていただいております。
話は本題に入りまして、『かなり多忙』と思われている若手医師という立場で日々どのように生活しているか、特に実際に医療現場にいる以外の時間をどのように過ごしているか、を紹介したいと思います。
日々の生活を簡単に言いますと…、やはり『かなり多忙』です。患者さんから「先生に休みってあるのですか。いつも病院にいてはりますよね。昨日も夜中にもお会いしましたし。」といった言葉をかけていただくこともあります。確かに産婦人科の医療現場は想像の通り多忙で、深夜の分娩や手術が連日となり、まともな睡眠や食事をとる時間がないことが度々あることも事実です。しかし、on-offの切り替えはしっかりしていて(←少なくとも当院では)、病院にいる時間はもちろんのこと、病院にいない時間も大変充実した時間を過ごすことができています。研究や学会など自己研鑽の時間もありますが、大好きなワインや焼酎、日本酒などを楽しんだり、休みの日には遠方に出かけたりもしています。春のお花見に始まって、夏はバーベキューにウェイクボード、秋は紅葉狩りと『馬肥ゆる秋』、そして冬にはスキーにスノーボードと、予定は山積みです。つい先日も、病院での仕事を夜遅くに終えてそのまま信州北陸まで行ってきました。夜中に降った雪のおかげで雪質も良く、スノーボードには最高で、山頂からの景色もとても美しく、普段の忙しさを忘れさせるものでした。20歳代前半の頃と比べると疲労は溜まりやすくなっていますが、このように楽しい休日を過ごすこともできています。
日々忙しく医療に携わる一方で充実した休暇を過ごせているのも、諸先輩方が働きやすい環境作りにご尽力いただいてきたおかげだと思っています。滋賀医科大学に帰ってきて本当に良かったと約1年間を経て改めて思っており、諸先輩方には心の底から感謝しています。
ここまで、どのようなに余暇を過ごしているかを簡単に紹介してきましたが、つまりは、”All work and no play makes Jack a dull boy.”の精神を実践しているということです。もっとも、”All work and no play makes Jack a dull boy.” という先人の言葉は、work hardが前提でとなっているということは忘れてはおりませんが…。