教室員の風景

2017年4月

「チーム」

髙島明子です。
滋賀医科大学産科学婦人科学講座は、周産期・婦人科・女性ヘルスケア・生殖内分泌の各分野が各々積極的に治療を行っている限られた大学です。私は諸先生方の指導のもと、生殖内分泌チームのひとりとして、一般不妊治療・腹腔鏡手術・体外受精に携わって参りました。滋賀医大は、体外受精・顕微授精治療に関して採卵300~400件を行う大学病院としては数少ない施設の一つです。昨年は採卵335件、凍結胚移植210件を行っております。

生殖内分泌チームは、専門医取得後の先生で構成され、昨年度は木村准教授をはじめとする医師6名、培養スタッフ4名で診療しておりました。男性2名、女性4名、うち私を含め3名が2児の母でしたが、子供の急病時など快く助けてくださるメンバーに恵まれ、外来・手術・体外受精治療・子宮鏡検査他、数多い業務をこなすことができました。昨年は内膜を培養する機会を村上教授・木村准教授から頂き、メンバーの有難い支援の中、外来業務以外の業務にあたらせていただいています。

メンバーの先生方は、勉強熱心で仕事が早くいつも助け合う和やかな雰囲気で、私はこのメンバーの一員でよかったと毎日思っております。普段は家庭の事情でなかなか医局の飲み会に参加できなく心苦しいのですが、木村准教授をはじめメンバーが開いてくださる飲み会だけでも、夫の予定を半強制的に変更または2児を飲み会に連れて楽しませていただいております。

春から他の病院勤務、休業となるメンバーなどもおり、業務の関係でなかなかメンバー全員がそろう機会が減ってしまい個人的には大変悲しいですが、どこであっても私たち妊孕内分泌メンバーには変わりありません。これからも穏やかな雰囲気の中、歴代の滋賀医大生殖内分泌チームの先生方が築かれてこられた素晴らしいチームでありたいと思っております。