教室員の風景

2017年8月

グアムにて

夏休みを頂いて、今年はグアムに家族旅行中のイシコです。
子どもたちも大きくなり、今、娘が高1、息子が中1です。2年後には娘の大学受験が・・・。娘が、来年が最後の家族旅行かな、来年はどこ行く?なんて言うので、パパと顔を見合わせお互い少しさびしく思った瞬間がありました。子供の前でも感情がすぐに顔に出る私なのでしょう。反抗期を少し通り過ぎた気の回る娘は、すかさず、浪人したらしばらく行けなくなるかもしれないってことやで!とフォローしていました。そないに浪人されても困るけど(笑)。

先日休みの日に後輩女医に、都合のいい時間に電話をかけてくれるように頼みました。子供の習い事に行く前の10分ほどの空き時間に電話をかけてきてくれましたが、車の中からだったようで1~2分話した辺りで、後輩ママは私と話しながら、「危ないからもう少し待ちなさい、これ!危ないよ。」と・・・。電話は3分ちょっとでしたが、そうそう、子供が小さい内は3分でもなかなか自分の思い通りにならないことがあったなあと、なつかしく思い出しました。私は上の娘が小学校に入って2年間は非常勤で働いていたので、常勤でがんばっている後輩にはいつも感心してエールを送っています。

我が家では、先日、中学生になった息子が、部活で友だち複数とで気に入らない友達1人にきつくあたっていたらしく、徐々にエスカレートしてきたところで、相手のご家庭が先生に相談してくれたので、親も知ることができたということがあり、とても心を痛めました。ちょうど年に1回の女医会の日と、息子の部活の保護者会とが重なったので、息子の部活の仲間となるお子さんやその親御さんと顔を会わせる貴重な機会と、参加しなかったことはほとんどない女医会ですが、今年は急遽欠席させてもらいました。先生がいつも先々の体験談を話してくださるので心構えもできますし心強いです、子供同士うまくやれてるようなら必要以上に親が深刻にならない方がいいですよ、そんな時期ぼくにもありました、中学生ぐらいになれば親の育て方でなく本人の問題ですよ、そんな風にならないように育てないといけないってことですね、など、同僚のみんなからは色々な声かけをもらいました。不安や悩みを1人自分の心の中にだけ留めて置くことができない私にとって、先輩後輩、年齢や立場の違うたくさんの仲間と話せることは、発見あり反省ありとても貴重です。

またこないだの話ですが、ネットのニュ-スで、妊娠した採用予定の女医に対して「妊娠したなら非常勤で」と勧めていたとして、マタニティ・ハラスメントがあったとして管理職の女医に病院側から厳重注意があったというニュースを見ました(他院の話ですよ)。管理職の方はどの様な言い方をしたんだろう、採用予定の女医の方はどのように受け止めたんだろう、どの言葉が受け入れられなかったんだろう、病院側は一体何をしなければならないと思っているのだろうと、色々知りたくなったニュースでした。

生きていくためにはバランスって大事だと思う今日この頃です。
小学校から、いや幼稚園、言葉が理解できるようになってから、相手のことを考えるのよ!とずっと子供たちに言ってきてますが、大人になっても、相手の立場を想像すること、そして思いやることは、双方にとってとても大切なことだと身にしみます。
金子みすゞの「鈴と、小鳥と、それから私、みんなちがってみんないい」という詩が私は大好きです。アラ50も体力つけてがんばります!自分と家族と、そして仲間のために!
調子にのって、ホテル前の浜辺から沖のリーフの切れ目まで何てことない距離だしと泳いで行ったら、帰り流されてなかなか浜にたどり着けず、こうやって力尽きて遭難するんだ・・・と思いました。