教室員の風景

2019年6月

「借りぐらしの医局員」

皆様、こんにちは。森宗愛菜です。
最近の変化といえば、現在、医局の改修工事中であり、看護棟6階の借住まいの医局にいることです。研究室も引っ越したため、引っ越し作業は大変でした。研究室引っ越し大臣の木村先生のもと、窓を全開にして、もうもうとほこりや怪しい薬品臭が漂う中、荷詰めと不要物を廃棄しました。なぜか、研究室の中で、分娩介助の練習を行う人形まで発掘されました。おそらく廃棄されたのですが、処理する人も驚いたでしょう。個人的に嬉しかったのが、新品の湯沸かしポットを見つけたことです(免疫染色の抗原賦活で使用します)。新しい研究室で使用しようと大切にキープしています。

借住まいでの荷ほどきも無事に終わり、以前と変わらない環境で細胞培養も行うことができています。医局は今まで、教授、准教授のお部屋以外は、研究室と医局員の3つの部屋に分かれていたのですが、現在は、大きな仕切りのない部屋に、実験機器と医局員ほぼ全員の個人机が一緒にあります。窓からは日もよく入り、琵琶湖も眺められ、前横には、私の同期が座り、後ろを振り向くと顕微鏡がありと、とても居心地が良い空間になりました。外来、病棟まで遠いこと(PHSや鍵など忘れ物をするととても憂鬱になります)、-80℃冷凍庫の運転音がうるさいことがやや気になりますが、住めば都、借住まいを楽しみます。

我が家での、居住空間の変化といえば、2歳の娘の食べこぼしです。夫婦2人で住んでいたころは、掃除機を頻繁にかける必要はなかったのですが、最近はかぴかぴになったおコメ粒やうっかりするとトマトやバナナの欠片も床に転がっていて、油断できません。最近は、夏に向かい日の出が早くなったので、早起きをして、朝一番にリビングダイニングキッチンをきれいにリセットすることが習慣です。余裕があれば、庭のバラや鉢植えにしたハーブに水をやり、メールチェックや書き物(現在5:30amです)をする時間もあり、落ち着いた自分の時間を持てます。あと30分もすれば、また、いつものばたばた生活の始まりです。

写真は借住まいの実験室兼医局、医局からの眺めです。