教室員の風景

2019年9月

『はじめまして』

4月より新しく入局しました、専攻医1年目の前田倫子と申します。

出身地が滋賀、出身大学は富山大学、卒後2年間を大阪で研修し、再び地元である滋賀に戻ってきました。出身地も大学病院からは離れたところであったためあまり訪れる縁もなく、(見学で訪れた以外は)「はじめまして」の状態でした。期待と不安で一杯な状態で入局してから、早いものであっという間に半年が経過しました。ほぼ0の状態から教えていただいている先生方、コメディカルの皆さん、そして同期の小川先生には感謝感謝の日々です。といってもまだまだ学ぶべきことはたくさんあり、こつこつと修練していく次第です。

産婦人科医として働き始め診療してきた中で、本当にいろいろな患者さんがおられます。患者さんはもちろん(赤ちゃんを除けば)女性に限られてくるわけですが、同じ女性ながらも、女の人って面白いなぁと思うことが度々あります。胎児エコーをしながら、生まれてくるお子さんの名前について聞いたり、抗がん剤の初期投与の立ち会いの際にご家族に関するお話を聞いたり…そういった時間が私は割と好きなのですが、患者さん一人をとっても様々な背景があることを実感します。そしてたまに驚く様な背景の持ち主もおられます。

さて、写真は昨年旅行をした時に撮影したものです。真っ青な空が印象的です。たまに遠出をして普段とは異なる空気や景色を満喫するのが好きなのですが、最後に帰ってきた際にやっぱりおうちが一番、と毎回思います。普段何気なく過ごしていると気づかないことも、一回外に出ることで自分の住処について全然知らなかったことに気づかされ、再確認できる機会になります。大学から富山に出て、大阪に行き、ぐるっと回って滋賀に戻ってきましたが、様々な空気に触れることができ、良かったのかなと思っています。
まず今は地に足つけて基礎を築いてゆく日々です。