教室員の風景

2026年2月

田中佑治です。

このたび、第25回近畿産婦人科内視鏡手術研究会において、「伊藤賞(内視鏡手術ビデオアワード)最優秀アワード」を受賞いたしました。大変光栄に存じますとともに、本研究会を運営された先生方、選考委員の皆様、ならびに関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。

近年増加傾向にある帝王切開子宮瘢痕部妊娠は、大量出血など重篤なリスクを伴う異所性妊娠の一種であり、診療上きわめて難渋し得る疾患です。本発表では、患者様の将来の安全な妊娠・出産を見据え、腹腔鏡および子宮鏡を併用した安全かつ確実な手術手技の工夫について報告いたしました。

本受賞は私個人の功績ではなく、日頃よりご指導を賜っております辻教授をはじめ、日夜ともに難症例に向き合っているチームメンバーの多大なる支えの賜物であり、本発表はチームを代表して報告いたしました。

現在は、本疾患に対してさらに発展させた術式を実践しており、今後、誌上ならびに学会にて改めて報告・発表する予定です。

私たち滋賀医科大学産科学婦人科学講座は、帝王切開子宮瘢痕症候群、帝王切開子宮瘢痕部妊娠、 Asherman症候群といった、生殖医療における困難な課題を抱える患者様に対し、薬物療法と並んで「生殖外科」の力でも貢献できるよう、チーム一丸となって精進して参ります。