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教育理念

教育理念について

滋賀医科大学は県立ではなく国立の医科大学ですが、一県一医大という施策の下に設立されており、滋賀県に根付く、地域に密着した大学病院を目指しています。一方、滋賀県は歴史ある自然豊かな地域ですが、何よりも有名なのは琵琶湖です。琵琶湖は日本最大の古代湖で、mother lakeと呼ばれます。滋賀医科大学産科学婦人科学講座はmother lake for everyoneをキャッチフレーズに、すなわちみんなにとっての母なる聖地を目指しており、琵琶湖に纏わる水のイメージを教育理念にしています。

泉の教育

泉の教育とは、先輩の誰もが、学び培ってきた知識や経験を、湧き水があふれ出すように、あなたに注ぎ続けるということです。俗にいう屋根瓦方式よりも、ひとつ屋根の下で、学年の離れた上と下でも距離の近い関係性を構築することを目標としています。そのために、滋賀医科大学産科学婦人科学講座では、春秋に専攻医教育プログラムを準備しました。これは教室員全員が、実践的な手技のコツや診療上のTIPSを惜しみなく披露する総当たり講義の時間です。もちろん、それ以外の診療の場でも食事の場でも、遠慮なく先輩から知識や経験を吸収してください。

滝の教育

専門医を受験する要件には、論文の著者となることという条件があります。滋賀医科大学産科学婦人科学講座では、教授が直接論文の執筆のお手伝いをします。何事も最初が肝心です。論文執筆のキモを伝授する教授の指導は定評があり、一生モノの論文の執筆法を学べます。滝に打たれるように、一筋の白糸となって降り注がれる「たったひとつのこと」(教授の好きな台詞です)を、その身で受け止めて下さい。

湖面の教育

われわれ医師は患者さんからも学ぶものです。日々の診療を振り返ることは水面に映る己の姿を確かめる行為にも似て、臨床家を育てるよい教育の場になります。われわれは朝な夕なに皆が病棟に集まり、ブリーフィングと称する入院患者や手術患者の症例提示を行っています。チーム医療を実践するために必要なこの時間は、担当医にとってはプレゼンテーションの訓練にもなる傍ら、知っておくべきこと、学ぶべきことを確かめつつ、全員で経験を共有し合い、個々人の経験値を上げていく貴重な時間となります。

水がめの教育

琵琶湖が近畿圏一円を担う飲料水を湛えている水がめであるように、満ちあふれる学びの環境を整えました。腹腔鏡やロボット手術の鍛錬のために、トレーニングボックスやシミュレーターなどのハードだけでなく、それを用いて行うトレーニングプログラムやアニマルラボへの研修プログラムも用意しています。そのほかにも、NICUドクターを交えた周産期カンファレンス、あるいは放射線科や病理部とのカンファレンス、さらには学内外で行われる学術講演会など、一人前の専門医となるために十分な学習環境を整えています。

コップ一杯の水

しかしながら、どんなに美味しい水をコップに注いでも、コップの水を飲むかどうかはあなた自身に委ねられます。飲む意志がなければ、コップの水が減ることはありません。われわれが用意した教育が身につくかどうかは、あなたの意志と努力にかかっています。われわれは、コップの水を口に含み、今日よりも明日、もう一歩前に進もうとするあなたを、全力で応援します。